シャッキン!ブログ

借金520万・無職のダメ夫の話

借金をする人の心理【借金とローンの違いから考える】

f:id:minus-start:20201106123335j:plain

こんにちは。

借金520万、無職のP太郎と申します。

 

この記事では、借金をしてしまう人の心理について、借金とローンの違いから考察をしていきます。

 

  • 現在、借金をしている
  • 借金をしそうな状況になっている
  • 借金をしていたが、再度借りてしまった

そんな方が、借金に冷静に向き合うためのヒントにもなれば幸いです。

 

また、当ブログでは自分が借金地獄に陥ってしまった体験談も公開しています。

客観的に分析し、再度借金をしてしまわないためにあえてさらけ出していますので、現在内緒の借金がある人は特に読んでみてほしいと思います。

 

minus-start.hatenablog.com

 

 

借金とローンの違い 言葉のイメージ

個人がお金を借りる行為としては、主に「借金」と「ローン」といった手段があります。

 

f:id:minus-start:20201112091758p:plain

P太郎

クレジットやキャッシングという方法もありますが、こちらはどちらかというと借金に近いかもしれません。

 

 

しかし、同じお金を借りる行為でも「借金」と聞くとマイナスイメージ、「ローン」と聞くと何か将来に繋がるような建設的なイメージが湧いてくるのではないでしょうか?

 

利息、審査の違い、借入先の違いなどはあるとは思いますが、借金とローンの一番大きな違いは上記のような多くの人がもつ「イメージ」なのだと思います。

 

そして、その「イメージ」の違いは、借金をしてしまう人の心を追い詰め、返済不可能な状態まで追い込んでしまうのです。

そうならないためにも、冷静に借金とローンの違いを理解して対策が必要です。

 

 

まずは、借金とローンの言葉の意味から確認してみます。

 

「借金」・・・金銭を借りること。また、借りた金。

 

「ローン」・・・融資(ゆうし、英語: loan)とは、お金を必要とする者に貸し、資金を融通すること。

 

言葉の意味から考えると、

 

借り手側から見たお金=借金

貸し手側から見たお金=ローン

 

と思った方が分りやすいかもしれません。

 

しかし、表現方法が借り手か、貸し手か違うだけで、借りる側からしたら「負債」であることには変わりはありません。

 

では、なぜイメージに違いが生まれるのでしょうか。

 

 

借金とローンの違い フレーズを使う場面から考える

借金とローンのイメージの違いを、それぞれのフレーズを使う場面におきかえて考えてみます。

 

「借金」をつかったフレーズ・・・友達に借金した、会社が借金を抱えている、借金大国日本などなど。

 

個人に限らず、会社、国が行う行為としても表現されます。

 

 

 「ローン」をつかったフレーズ・・・住宅ローンがある、マイカーローンを申し込んだ、教育のためローンを組んだなどなど。

 

 

〇〇ローンや、目的とセットで使う表現が多いのではないでしょうか。

 

ローンというと主に銀行が融資をする際の表現です。

そのため「ローン」=「融資という名の商品」と捉えたほうがよいかもしれません。

 

 

その観点からすると、

借金=目的が様々で、お金を借りる側も(人、会社、国)様々

ローン=目的がはっきりしていて、借りるのは個人、貸すのは銀行

 

という言葉のイメージの違いが見えてきます。

借金は幅広い意味で、ローンはそれに含まれていてより具体的な表現といったところでしょうか。

 

このことから、考察すると、

借金=幅広い意味がゆえに、目的が不明確、多岐に渡る⇒そのため言葉の通り「お金を借りている」という行為という認識が強い⇒必要以上に負のイメージが染みついている

 

反対に、ローンは銀行が商品化するにあたって、あえて目的を明確にし、借りる目的に目が向くため「個人が理想の暮らしをするための正当な行為」という形でプラスのイメージが働いているのではないでしょうか。

 

さらに、借金の歴史的な背景や、銀行側の施策によってもイメージ格差が大きくなっているところも影響しているのだと思います。

 

 

借金とローンの違い 心理的影響

イメージは大きく異なりますが、借金をしている人、ローンがある人ともに負債を抱えていることには変わりはありません。

 

しかし、実際の負債の金額差で考えるとイメージに反して、ローンの方が借金よりも大きな金額を借りている場合があります。

 

それは住宅ローンです。

住宅ローンは平均的に3,000万円の借入れ、返済期間は30年ほどが多いようです。

個人的な借金の平均額は秘密にしている人が多いので、正確な金額はわかりませんが平均年収の1/3と考えると多くても100~200万円ほどではないでしょうか。

 

金額でみると3000万円と高額な負債だとしても、今や住宅を建てるときにローンを組むのは当たり前の世の中です。

建物や土地の資産価値があることも影響しているとは思いますが、借りている人はほとんど負い目はなく、マイホーム=ステータスという印象もあります。

 

むしろ、お酒を飲みながら

 

「いくらローンが残ってて、お小遣いが減らされて・・・」

「いやいや、俺なんかまだ30年も残ってるよ!」

 

なんてローンを抱えた自虐自慢なんかしている人もいます。(すみません、イメージですw)

 

 

一方、借金はマイナスイメージが強いため、借金の多さで自慢し合うなんてことはありません。

むしろ隠して誰にも話さないようにしている人が多いのではないでしょうか。

 

もちろん、浪費、ギャンブルなど人に言いづらい使い道をしてしまっている場合もありますが「生活費のために借金をした」「入院費用を工面するために・・・」など生きるために仕方なく借金をした場合でも、なかなか人に気軽に話せる人はいないでしょう。

 

 

結局、負債の金額や、目的ではなく、借金の持つ負のイメージが負債を抱える人の心理に影響を与え、話せなくしているのです。

 

だからこそ、その世間的な負のイメージが、借金をしないための「抑止力」になっている部分もあります。

 

しかし、その反面借金をしてしまった場合、誰にも相談できずに一人で抱えたり、必要以上に自己解決の負担がかかり借金から抜け出せなくなる仕組みにもつながっているのだと思います。

 

 

一度借金をしてしまうと、地に落ちてしまった感覚、自分はダメな人間なんだという感覚に陥ります。

 

特に真面目な人ほど、借金の負のイメージに自滅します。

私も実際そうでした。

誰にも相談できず、7年物間借金を隠すために見栄をはり、事実から目を背け負債を膨らませ続けました。

 

借金をしている時点で、世間的なマイナスイメージを背負い、それにより精神的にダメージもあるため、乗り越えるためには対策が必須です。

 

 

借金とローンの違い 対策

借金の負のイメージは非常に強いです。

世間的なイメージを変えて、ローンのように将来に向けての借金だ!と思い込んで自分の気持ちを楽にすることは不可能です。

 

そのため、対策としては自分が借金と正しく向き合って、心理的に落ち着かせるということが必要です。

 

借金の心理的な影響への対策は3つあります。

  1. 返済計画を立てる
  2. 借入額を増やさない
  3. 世の中には自分よりも借金がある人がいると思う

 

当たり前じゃん!!

って思う人もいるかもしれませんが、借金で困っている人や内緒にし続けている人はこれが絶対にできていません。

 

逆に、金額は大きくても住宅ローンなどで負債を抱えている人はこれができています。

というか、できていないと銀行はお金を貸してくれませんし、家を失います。

 

マイホームが手に入ることと引き換えに、すべてを失うリスクと30年以上のローンを背負って、一生懸命返済に向けて進んでいるのです。

 

これが、自分の心理に一番大きく影響しています。

「一生懸命返済に向けて進む」ということが何よりの対策です。

 

 

1.返済計画を立てる

悩んでも、後悔しても借金は減りません。

まずは自分の借入金額を把握し、何年で返済したいかだけでも考えましょう。

漠然と請求金額に合わせて支払っているだけではゴールが見えません。

 

返済シュミレーションはこちら

 

このシュミレーションを使うことで、

・何年で返済するには月々いくら返済が必要か

・何年で返済した場合の返済総額

が分ります。

 

それにより、利息の高さにも気づけますし、今の生活から無駄を省いて少しでも返済を増やし、返済年数を減らした方が得だという基本的な考えに気づけます。

 

もし、この時点で月々の返済可能額に対して、返済年数が10年以上かかるようであれば任意整理も検討した方が良いかもしれません。

 

2.借入額を増やさない

借り続けることをやめて、返済に徹しましょう。

少しでも元金が減り、前に進んでいる感覚がないと前向きになりません。

 

私は、返しては借りての繰り返しでした。毎月の返済は、返済という感覚はなく、自分の口座にお金を預けているような感覚になっていました。

 

こうなるとただただ、利息だけをどぶに捨てているだけになります。

お金に困って借金しているのに、お金を捨ててるって矛盾だらけです。

今になって、本当にバカだったなと思います。

 

もし、返済に徹しきれないほど毎月の返済額が多ければ、任意整理、自己破産が必要になります。

 

 

3.世の中には自分よりも借金がある人がいると思う

内緒の借金をしている人は本当に孤独です。

自分しか見えないと、何も考えられなくなります。そして、いけないことだとは思っていても借金や内緒にしていることを正当化してしまいます。認知的不協和というやつです。

 

そうなると、借金地獄からなかなか抜け出せません。

 

まずは、他にも借金をしている人はたくさんいる。

自分はそのうちの一人であると考えましょう。

(もちろん、私P太郎も借金仲間です!)

 

誰かに話せなくても、そう思うことで自分の存在を認めてください。

そして、気持ちを落ち着かせて町を見渡しましょう。

 

そうすれば、住宅ローンという数千万単位の借金で建てた家がそこら中にあることに気づけます。

 

マイホームを持っている人⇒「ちゃんとしている人」「計画性がある人」

ではなく、計画的に借金を返している人なのです。

 

借金の理由はともかく、一番の違いは計画性の有無だけ。

みんなが当たり前のように、住宅や車の購入で計画的に借金をしています。自分も同じように計画的に返済をしてみませんか。

 

 

 

借金に向き合うのが早ければ早いほど、早く返せる見込みが増えます。

秘密にし続けるのは本当にしんどいです。だからこそ、早く返せるように頑張りましょう!!